絵葉書200枚を世界中へ送った話の後日談

■世界中に絵葉書を送りまくったお盆から1ヶ月。経過報告します。
2020/9/20時点で290人以上に送りました。3/4がアメリカ向けです。
そろそろコレクションボックスが空になりそう・・・なので補充しちゃいました!
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すみだ北斎美術館江戸東京博物館で浮世絵カードを大量購入。二軒が近くて助かる。


私のカードが向こうに着いたと連絡があったのは180枚くらい。
まだ届いていないのは100枚くらい。(そのうち20枚は船便なのでもっと時間がかかりそう)

私のカードを受け取った人のうち80枚はもう返事が届いてトレード成立済み。
いろんな絵柄のポストカードが毎日届いてとても幸せです。


■使いやすかった日本の絵葉書(自信を持って送ることができるもの):
・お城
・瓦のついた建物(寺・神社)の外観
(内装の写真は"日本っぽさ"が伝わりにくいように感じた)
・東京の都会風景(日本の首都ってこんな感じなんだよって紹介できる)
・桜と富士山※
・浮世絵(ザ・日本!って感じ。)
日本画(美人、動物、風景) (鬼とか怖いのは相手の心象が心配だから△)


■使いにくかった日本の絵葉書※:
・文化物の写真・・・土偶とか金の盾とか柱絵とか、一見すると日本なのかどうかわからない。好きな人は好きかもしれないけれど送るのに勇気がいるジャンル。
・浮世絵以外の絵画・・・正直、日本らしさが伝わるのかどうかわからない微妙な気持ちがわく。西洋画とどう違いがあるか?自分が眺める分には良いけれど、海外の人が受け取ってどう思うだろうか謎。
・瓦のない建物や苔に蒸された岩場とか海岸線とか景勝地の写真・・・日本人の私としては侘び寂び感じるシーンでも、外国の人は、日本らしく感じにくいかもしれない微妙なところ


※ただしこれらは「私が自信を持てる/持てない」という主観的な感想であって、受け取った人が喜んだかどうかの基準ではない。
どんなカードをどの人に送ったかは記録を明確にとっていないし、フィードバックも、「I love it!」って言う人もいればいない人もいるので、”必ずこれは受けがいい”と言えるカードはないです。



■COVID-19のパンデミック最中の郵便事情
例えば同じアメリカ向けでも、1週間足らずで届いた人と、3週間経って「届いたよ!」っていう人と、いろいろでした。

届いた?って聞いた人の中で「まだポストを確認できてないの。今度見に行くよ」って返事があって「???」となった。
私書箱を持ってる人ならその表現はわかるけど、住所が私書箱じゃない人もいた。え、ポストを数日間覗かないって、あるの?ロックダウン中(部屋から一歩も出ていない)とかそういうことなのだろうか・・・?


ドイツの人に「受け取ったよ、ありがとう」と伝えた時は「えっ!想像以上に早く着いたね。あなた、主要都市に住んでるの?」って聞かれた。うーん、今まで考えたことなかったけれど・・・Naritaが近いから?だろうか?言われてみれば、私はもしかしたら北海道在住の方より1日くらい早く受け取れる場所にいるのかもしれない。ありがたや。


フィリピンやメキシコの人からは「手紙が届くのってたいてい2-3ヶ月かかるよ」と返事あり。忍耐すごい・・・。


消印が押されていないハガキがまあまああった。アメリカもイギリスも。
これって従来からそういうものなの?押し忘れるものなの?切手を再利用できちゃうの?(←よくない考え)なんて思っていたところ、ちょうどメッセージをやり取りしていたアメリカの方が「最近の郵便事情はパンデミックのためひどい状況だよ。消印すらないこともあるもの。」って言ってたので、あ、これはやっぱり非常事態っぽいぞと合点がいきました。



アメリカの切手
ほとんどの手紙はGlobal Foreverと書かれた丸い形の(お花の)切手で届く。
金額が書かれてなくて、不思議だったので調べてみたら、
変動する郵便料金への不満回避のため用意された切手だとのこと。
一度買ってしまえば、その後、料金が変わっても使い続けられるそう。へーなるほど。


アメリカからの絵葉書
postcardfair と書かれたstate cardが多かった。
websiteをのぞいてみると、20枚セットで$9、50州の柄セットで$18とか。
手紙を書く機会が多い人は、こういうところでまとめ買いするのかな?


アメリカからのお手紙の内容
Fun Facts about xx state! を書く人がちらほらいた。
ポスクロでも時々見かけたから、よくあるお手紙の手法なのだろうな。

カリフォルニアの不思議な法律、とか、
アイダホ州の特別珍しいところ、とか、豆知識情報が楽しいです。


アメリカは、各州の情報を得るだけで世界一周した気分になる。
多数のカードをもらってこう感じました。
広いアメリカ。各所の見どころや特徴も様々。
日本とアメリカは国土面積比は約25倍。日本があと25個あったら、周り切ってみようなんて思わないだろうなぁ。
大陸ってそういうことなんだなぁ。



■送った後のフォローアップ
・私が受け取ったら「届いたよ。ありがとう」のメッセージを送る。
・向こうから「受け取ったよ」の連絡が来たらデータベースにメモ。国ごとでどれくらいの日数で届くか今後のために覚えておく。
・私のカードか届いたかわからない人へ連絡。2ヶ月たっても届かなかったら再送しようかな。
ペンパルなろうって人と、ファーストレターどっちが書く?って確認。
・楽しかったからまた交換しようよ!って約束した人に絵葉書をもう一枚送付。



■絵葉書を受け取ったら、facebookのmessenger経由でお礼を伝えていたんだけれど、このmessenger、検索機能にクセがある。(私のPCのOSバージョンが低いせい?)

人名を検索したいとき、「完成された1 wordを入力しないと検索対象にならない」というめんどくささがある。1文字でも足りないと結果に表示されない。こんなのあり!?って思ってるんだけど、友達が数百人いる人には、[sa]だけ入れてsavannah とかsarahとかたくさん表示されると困るとかそういう仕様?いやいや、検索として成り立ってなくない?
逆に感動したのが、[california]と検索して、メッセージ内の住所の短縮表示の[CA]も検索結果対象になったこと。なんだ、すごいじゃん。どうなってるんだ。わからん。


【2020/12/20追記】 今月(いや先月?)messengerのupdateがあり、[sa]と入力すればsarahもsavannahも表示されるようになりました!検索機能はこうでなくっちゃ。


■国際文通始めたばかりの私へのtips
日本の郵便番号サイコー。
7桁の数字をかくだけで、長ったらしい町名を省略できる。

自分の住んでる市町名がひらがなだと16文字、ローマ字だと32文字とかになるので
絵葉書のような省スペースにそんなの書いてられないのよね!
相手に書いてもらうのも申し訳ない長さ!

郵便番号とJAPANさえ間違いなく書ければ
あとは◯丁目以下の数字を書くだけでOK。なんてシンプル。ありがとう7桁。


まだまだ楽しんでます!
以上!